兄弟の違い(登園バス編)
顔は似ていると言われるものの、性格はやはり違う我が家の息子たち。
幼稚園の登園バスの乗り方にもそれぞれのキャラクターが出ていた。
まずは今は小学生のお兄ちゃんが年少だったころ。
長男が年少の時、バス通園をしていた。
朝の登園準備は嫌がらず、割とスムーズにできていたように思う。
その頃はまだ次男が小さかったので、支度を嫌がらず進める長男には助かっていた。
玄関で靴を履き、次男をベビーカーに乗せてバス停まで三人で向かう…
ここまではとってもスムーズで何の問題もなんのだが、長男の場合なぜかバス停に着いてからが修羅場だった。
バス停に幼稚園バスが着き、先生がにこやかに朝のあいさつをして長男を中に入れようとするが、長男は「幼稚園に行きたくない」「ママといたい」とご近所の皆さんが心配になるほどの大きな声で泣き叫ぶのが日課だった。
その抵抗と言ったら、先生に抱きかかえられても、バスの入り口に己の手足をがっちりひっかけて、何が何でも入ろうとしない、小さい体でそれはそれは凄まじい抵抗だった。ここまではおとなしく来るのに、ここに来てなぜ…?
やっとのことでどうにか長男を乗せて出発したバスを、毎日「大丈夫だろうか…」という不安な気持ちで見送っていた思い出がある。
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一方の次男。
次男は着替えの時から 「幼稚園に行きたくない」「ママといたい」 と言って、毎朝バス停まで連れてくるのが本当に苦労する。着替えをしようとしない、靴を履こうとしないので、どうにか着替えさせた後は、荷物を全部持って次男を抱っこし、靴も持って玄関から出るのが毎日の日課。玄関から外に出てやっと観念して靴を履いてくれるという…
そしてバス停に着くまで、そして着いてもバスが来る直前まで「行きたくない」「おうちにかえる!」と繰り返している(長男と違った形で毎朝大変だ)。
ところがところが、いざバスがやってきて目の前に止まり、中から出てきた先生が次男を招き入れようとすると、不思議や不思議、一切の抵抗なく自分で歩いて “スッ” とバスの中に入ってしまうのだ。今までの抵抗は何だったのか、見ている私が毎朝拍子抜けするほど、静かで潔い。。。(しかも毎朝の儀式)
さっきまで大変だったのに、置いて行かれる私がさみしい気持ちになるのはなぜ…?
・・・
兄弟二人とも一応抵抗はするが、抵抗の場面がそれぞれ違い過ぎて…でも「抵抗しない場面がある」という共通点もあって…なかなか育てている側としては興味深いような…。
「最初が楽で後が大泣き」か、「最初大泣き後が “スッ”」か、どちらもまあ、朝から大仕事ですがね。
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