私だけなんか違う

2021年12月8日

 我が家はイギリス人の夫、日英ハーフの長男・次男、日本人の私、の4人家族。

昨年コロナの影響で夫がリモートワークになって以来、ほとんど一日中家の中で家族が一緒に過ごしている。

それはリモートワークが始まったばかりの頃ー。

家族が家にいるということは必然的に四六時中夫のはっきりした凹凸のある顔、最近大きくなって顔がしっかりしてきた我が子たちのはっきりした顔ばかり見ている訳でー

自分の顔は当然ながら見えない。

そして一日中はっきりくっきり顔ばかり見ていると、この顔に慣れてしまい、どうやら脳内では自分も似たようなはっきりくっきり凹凸のある顔のグループに入ったつもりになるらしい。

だから特に昨年の1回目の緊急事態宣言が発令された時は、全然外出せず人にも会わず、見る顔といえば家族の顔のみだったので、たまーに洗面所に行った時、鏡にうつった自分の顔を見ると、さっきまでの見慣れたお目々ぱっちりの顔とはいささかグループの違う、さっぱりした顔(自分)がうつっていて「あれっ?なんか違わない?」って自分の顔を見て瞬間的に不思議に思っていた。

家族なのに、間違いなく自分が産んだ子供たちと家族なのに、“私の顔だけうっすーい”という現実に慣れるまで結構時間がかかった。