プロポーズの思い出
今回はプロポーズの時に起こったちょっとした
ハプニングの話。
でもクマ(ボブ)がナマケモノ(絵がアレなので誰も気づいていないと思うけど私ハナはナマケモノ設定なんです)にプロポーズする画もシュールなので今回は文字で説明。
イギリス人夫、ボブは私と違い、几帳面で下準備をきちんとする性格だ。
もしこれが逆の立場だったら私は絶対に失敗するーと思った出来事。
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付き合い始めてある程度の年数が経ったある日、私達は旅行に出かけた。
そして観光後夕食の前に一度宿泊するホテルの部屋に戻った。
すると部屋のベッドの上にラッピングされた箱が置いてあった。
箱を開けるとそれはジグソーパズルだった。
ボブに促され、ひとつひとつピースをはめていくと、今までの私たちの写真で形作られた大きなハートとメッセージらしきの言葉が出てきた。
「こ、これはプロポーズ⁈」とドキドキした私だったが、最後のピースをはめる前にパズルの箱は空になってしまった。ちょうど文字にかかる部分のピースがなくてメッセージ全体が見えない。あれ?と思う私にボブがスッとパズルピースを差し出す。
なんて素敵な演出…!(と私は思った。)
…がボブは言った。「確認したら1ピース足りなかったんだ。」
「え??」
そんなことあるんかいと驚く私に、ボブは続けて「だから最後の1ピースは自分で作った。」と言い、手作りの最後のピースを私に渡した。手作りピース⁉ 作ったの⁉ というか、注文したパズルのピースがないって、そんなことあるの? なんて考えながら最後のピースをパズルにはめた。足りないピースは一番大切な文字、"will"と"marry"にかかる部分だった。手作りピースのおかげで、私はパズルを完成させることができた。
そしてボブは膝をつき婚約指輪を差し出し、プロポーズをしてくれた。
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私は自分がプロポーズしてもらいながら、もし自分がボブのポジションだったら…確実に大事な日に失敗していただろう、と考えていた。私だったら、注文してお店から届いたものをあらかじめチェックするだろうか。そういうことをきちんとするボブは、1ピースないことに気づき、今からお店に言っても間に合わないからと、きちんと手作りして間に合わせることができた。 私だったら、プロポーズしようとしているまさにその時その場でようやく気が付き(しかもないのは一番大切な文字の部分)、間違いなく焦っていただろう。
この出来事はボブと私の性格の違いを私自身がしっかり認識した出来事のひとつだった。(もちろんプロポーズは嬉しかったです)
何年かしてこのことをボブに言うと「大切な日のことなんだから、前もって確認して準備するのは当然でしょ。普通はチェックするんじゃない?」と言われた。確かにそういうものかな…つまり私は普通やるだろうことに考えが及ばない程ズボラだということか。ちょっとショック…
夫婦はお互いないものを補い合いながら助け合って生活していくと聞くけど、この私の反対の性格は果たしてボブにメリットがあるのだろうか?と時々思ってしまう。
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